悲しいだけじゃだめ

賞を頂いた絵の講評（？）を懇親会の時に会長さんにしてもらった。

凄く良かった。この方向で進んでいけばいい。
だけど、全体的に寂しい感じがする

というので、悲しい絵にしたかったんだと主張すると

ただ悲しいだけじゃ駄目。悲しい中にも何かなくちゃ

と一刀両断された。

ちぇっ。



で、今日ふとお風呂に入ってる時思った。
聖剣伝説４ってゲームを思い出したんだ。

あのゲームのストーリーは悲しかった。
何も救われなかった。報われなかった。
ただ悲しいだけ。
悲しい中にも何かがあれば、もう少し何か心を打つ話になっただろうに

って思ったんだ。

私の絵も一緒だな。

あの絵のタイトルは「願へど叶わぬ夜桜宴」

桜の季節に死んでしまった恋人を想って描いたものです。

描いたのがあと２・３ヶ月後だったら、
「悲しいけど私頑張るよ」
みたいな絵が描けたのかな。

まぁ、でも、あの人がいなくなった気持ちをキャンバスにぶつけたんだ。

自分が満足してればそれでいいんだよ。
うん。

ただ、賞を狙うとか、他人に評価されようとすればそれだけじゃ
駄目なんだよね。